大崩山ツェルト泊訓練

【報 告 者】キーボウ
【日   時】2015年5月2日(土)~3日(日)
【参 加 者】キーボウ、りりぃ、アリキチ
≪おおよそのコースタイム≫
5月2日(土)
大津(7:00)~祝子川登山口(10:30)~大崩山荘(11:15)~渡渉地点(11:40)~下涌塚(13:50)~上涌塚下(15:15)~りんどうの丘(16:20)
5月3日(日)
りんどうの丘(7:00)~祝子川登山口(10:40)~美人の湯~大津
≪ 報 告 ≫

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【りんどうの丘から東を望む】


数えてみたら、大崩山系(夏木山・五葉岳を含む)は今回で13回目になる。縦走が7回、クライミングが5回、バリエーションが1回。ほとんどのコースは通っているが、最近、特に涌塚コースの崩壊が目立つようだ。スズタケが鹿に食べられ下草が無くなって保水力が無くなったのかもしれない。
写真のような落石が木をなぎ倒したところがあった。但し、アケボノツツジは環境に強いのかしっかり残っていた。

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【足元に落ちている石が斜めになっている木を切り倒した?】 

今回の宿泊はツェルトだったが快適に眠れた。それほど冷え込まなかったし、平坦なところに張れたからかもしれない。但し、気温・風雨・設置場所の状態など悪い環境でもビバークするには何度か経験しなければならないかも。今回、沢用にと購入したタープを持参したが、これも使える。雨が心配な時にはツェルトの上に張っても良いかも。

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【タープは良かった】 

     

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 【左(黄色)キーボウ・・1人用、右(緑)りりぃ・・2人用のツェルト】

食事は、りりぃの提案でお好み焼きとした。コッヘルとセットのアルミのフライパンで焼いたのだが、結構良く出来た。表面が丁度良いかりかりの焼け具合となり、これは定番にしても良いかも。

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【夕食はお好み焼き】

≪大崩山感想≫ りりぃ
 9月の5連休には、絶対北鎌尾根に行きたい!
去年の北尾根はかなり会長にお世話をかけてしまった。その反省も含めて、今回はまず荷物の軽量化に励まねばならないだろうということで、テントは持参しないでツェルトで寝ることに決める。しかし、実際ツェルトでの寝心地や設営などやってみないと分からないことがたくさん。会長に相談すると「りんどうの丘ツェルト泊訓練」を提案してくださった。
久しぶりの大崩山。登山道に入ってすぐに道迷い(指標を見落として古いテープに導かれ、右に行くべきところを左に行ってしまった。帰りに同じような間違いを犯す人が出ないよう分岐を倒木で封鎖)。いきなりのアクシデントに大丈夫か?と思ったが、アリキチさんの地図読みやキーボウさんの野生の勘で無事登山道へ復帰。渡渉も靴を脱ぐことなく安全に渡れた。行きの湧塚コース、帰りの坊主コース共に、5年前と比べるとかなり荒れてしまったなぁというのが素直な感想。お天気も良く、アケボノツツジもちょうど盛りで、かわいらしいほわほわした姿がたくさん見れた♪
肝心のツェルト泊訓練は、りんどうの丘に到着するとすでにテントが3張り。夕食のお鍋の良いにおいがりんどうの丘じゅうに立ち込めていた。タープを張り、ツェルトを張るが、木の根っこや笹が邪魔をしてどうしても眠れそうな場所には思えないなぁと憂鬱な気分でいたら、放り出していたザックの底から黄色いものが見えている。あら、私グランドシートを持ってきていた~(*^^)vってことで、ちょっと土が湿っぽくてやめた平らで寝心地良さそうな場所へ再度ツェルトを張りなおし。
バッチリOK!ツェルトの設営も2度めともなれば、すっかり手順も覚えて手際が良い♪

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【ツェルト泊♪ 私なりの覚書】
・とにかく軽いし、嵩張らない。
・ツェルトとストックを少し離さないと出入りしづらい。
・張り綱に自在はなくても良いが、あった方がやっぱり重宝。
・グランドシートはあるに越したことなし。
・ペグは6本では足りなかった。(10~12本必要だが、岩場なら必要なし)
・夜中に風が出てきて出入り口(枕元)がバサバサとうるさかった、ペットボトルで押さえておくべき。
・腰回りが冷えるので、座布団をシュラフの中に入れておけばよかった。(2回もトイレに起きた)
・雨の時はテントの替わりは無理。(浸水)
・眠剤は必要不可欠。
・必要最低限のロープワークをきちんと覚えておくこと。
・靴を入れるレジ袋を忘れない。
・ネットでは、ツェルトの上にレジャーシートをかけて屋根を作っている人もいた。
≪大崩山感想≫ありきち
大崩登山はあそ望入会前の14年8月以来2回目 と言っても前回はタイムアウトで頂上には到達できず。今回は頂上に行く予定も無し。大崩山に登ったといっていいのだろうか(笑)
今回の山行はキャンプなので朝がゆっくりで助かります。ツェルトでの宿泊も初めてで楽しみです。
湧塚コースの登りはハードです、昨年よりも荒れているようでした。北鎌ボッカ訓練の錘も重いです。
リンドウの丘で設営時にツェルトと思って買っていたものが実はシェルターだった事が判明。(体育座りで入るサイズのもの、家で広げたときにはきちんとサイズを見ていなかった・・・)急遽りりぃさんの2人用ツェルトにきーぼうさんと私、きーぼうさんの一人用にりりぃさんとなってしまいました。(きーぼうさんりりぃさんスミマセンでした)
タープでの夕食も美味しかったです、山でこんなに美味しいお好み焼きを食べられるなんて! ボッカの錘もここで開放(ビール6本)楽しい夜でした
翌日は雨の下山となりましたが慎重に、何度か滑りはしましたが無事下山。美人の湯にはいってさっぱりして帰りました。

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今回のベストショット