大崩山系 広タキスラブ『左ルート』マルチ

【報 告 者】リリィ
【日   時】2011年10月8日(土)
【参 加 者】キーボウ、リリィ
【行   程】大津6:30-広タキスラブ登山口11:00-取り付き12:00-マルチ終了15:30

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8日土曜日朝6:30に大津にて待ち合わせして出発。大崩はまだ山登り・沢登りでしか来たことがないのでクライミングでは未知の領域。ドキドキワクワク感はいつも以上♪ 
美人の湯が近くなると山の頂上付近を削り落したかのようにドドーンと白亜の壁が3つ4つ切り立っているのが見える。おおっ!大迫力。胸が高鳴る♪


ザイルパートナーはキーボウ会長。以前キーボウさんが来たときは、アプローチⅥ級クライミングⅣ級とか揶揄されるくらいとりつきまでが大変だったらしい…。しかし、嬉しいことに最近アプローチが整備され格段に良くなったという情報が(*^_^*)v
でも、私たちが行った往路のアプローチはルートファインティングと山椿の藪こぎでやっぱりちょっと大変だった…。 それはなぜか? (単に入口を間違えちゃったのだ…)

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【アプローチ 入口】

 結果論からいえば、駐車スペースの真後ろからアプローチすれば(顕著な踏み跡あり)きちんとテープも付いているし、クライマー御用達の小道も整備されており何ら藪こぎする必要もない快適なアプローチが約束されていたのである。 また、以前はアプローチでロープ!?を出さないといけないような岩場も梯子が掛けてあり、本当に整備してくださった方々には感謝の気持ちでいっぱいになる。
クロスケオテ谷の美しい滝の間近を渡渉、滝に沿うようにして少し登り岩場の梯子をよじ登り取りつきへ。

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【クロスケオテ谷の滝と上部に見える広タキスラブ】
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【ハシゴ】

きゃっ♪ ここですでにとてつもない高度感(〃▽〃) 見晴らし最高―♪
今日は贅沢にも私たち2人の貸し切りのようだ。
広大な白く美しいスラブが目の前に広がっている。
キーボウ会長はザックもデポしてクライミングシューズにはき替えたらクライムオン。
1ピッチ目は30m?40m? えっえっえーピンがない――(@_@;)
手も足もないように見えるがそんなに立ってないしフリクションが効くのでOKらしいけど…
気持ち的に嫌ぁ~(;-;)  でも、やっぱキーボウさんですね。笑顔であっさり行っちゃいましたもん。
4ピッチ目 左方向へのトラバース。さすがの会長もここでは慎重に足を運んでいた。
ここ結構立ってるし超怖かったぁ――――!!!
マジでビビリました。

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【微妙なトラバース】

6ピッチで終了。ふぅ~=3
思い返せば4ピッチ目が良いアクセントとなっていたのかも。

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【いつもこの笑顔にだまされてる気がする…】

終了点の大きな松の木を支点とし全ピッチ懸垂下降で降りる。
私たちが持って行ったロープは2本とも50mロープなのであるが、新しくリボルトされた懸垂下降用の支点まではわずかながら短いほうのロープが届かなかった。
キーボウさんがいろいろ工夫してくれてなんとか降り切ることができたけど、60mロープの方が面倒くさくなくて安心ですね。
     

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【リボルトされた支点】

秋晴れの空の下 ステキな時間を過ごすことができて本当に幸せだと思った。 人生って素晴らしい♪って思える瞬間のひとつ。ご一緒してくださったキーボウさんに感謝です。