鹿児島 津房川左俣遡行(大隅半島)

【報 告 者】りりぃ
【日   時】2011年9月11日(日)
【参 加 者】もも太、りりぃ、会員外(sawaya、kiyodon、直登、のんべい)
≪ 日  程 ≫
 熊本(5:30)~国見平トンネルを抜けた駐車場(8:30)~入渓(9:00)~遡行終了(14:00)~温泉~熊本(20:00)

写真1 津房.JPG

 真夏のある夜、鹿児島のひっちゃれ会 “のんべいさん”のブログを見ていたら、六つ星の沢と津房川のことを紹介していた。通常5つまでの☆がなんと6つも付いている☆☆☆☆☆☆。よっぽどのんべいさんはお気に召したのだろう。いつも以上に楽しそうで、読めば読むほど行ってみたーい♪との衝動に駆られる。 (〃▽〃)メール送信⇒⇒⇒。 


願い叶って9月11日の日曜日、ひっちゃれ会熊本支部長のsawayaさん、もも太さんとともにまだ夜が明けきっていない時間に熊本を出発。
 6つ星の沢☆ ナメ滝、ナメ滝、大滝の繰り返しだってぇ~♪♪♪  期待を膨らませるなというのは無理な話ね。8:30に国見平トンネルを抜けた所にある駐車場でkiyodonさん、直登さん、のんべいさんと待ち合わせ。直登さんがお手製のおにぎり弁当の朝食を作ってきてくださっていた。
何という気配りだろう。感激~♡ おいしかったです。ごちそうさまでした<(_ _)>
 入渓地点で恒例の水の神様、山の神様にお神酒をあげる。今日Kiyodonさんが持参なさったのは高級ブランデー。甘くて 強くて そして美味しい(*^^)v まるでひっちゃれ会のようね。
 沢は、高巻きするようなところもなく、私やもも太さんが楽しめるようにと直登さんやkiyodonさんが先回りをしてお助けロープを出してくれたりしてのお姫様山行。一見スリリングそうなんだけど行けるようなところは容赦なく「りりぃ、行けー♪」と発破をかけられる。
こんなに甘やかされていいのかしら? とても とても とても 楽しい♪
そう、私ともも太さんは楽しいとついついテンションが上がりすぎる?みたいね…。
でも、美しい風景を見たり滝を登ったりするときのあの楽しい気持ちは隠せない。それは態度や歓声となってやっぱり現われてしまうわけであり、要するに私たちは素直なのだと思う。
 私たちの良き理解者のんべいさんはブログでこのように書いてくださっている。

“素晴らしい景色が出現するたびに、高出力の黄色い声が沢になり響く。
sawayaさんが、kiyodonさんの耳元で「リナちゃんもこんなに騒ぎます?」と囁いた。
kiyodonさんが苦笑いしながら「イヤ我々は初体験だ」と足元を見ながら答えた。
ひっちゃれ会はそのハイパワーな心よさに、少々圧倒されていたのだ。
後日kiyodonさんからのメール便に今回の沢行きを「余り経験の無い(?)賑やかな沢登り」と記載があった。今回の沢行きは、六星の津房川左俣もひっちゃれ会も大いに若さを頂いた楽しい沢行きであった。“
写真2 もも太&りりぃ.jpg

のんべいさん ありがとうございます。確かに気持ちだけは若いかも…ね♪(^^ゞ
 途中で大きな山太郎カニを見つけた。沢ガニの一種なのかな?本当にびっくりするくらい大きい。Kiyodonさんが茶目っ気を出して私の鼻にカニのハサミを近づける。これ以上低くなると困っちゃうからちょっと怖かったけど、まじまじとカニとにらめっこ。
ふふっ♡ りりぃの勝ち~♪

写真3 山太郎カニ.jpg

 大きな滝の前に来た。私ともも太さんもいっちょ前にオブザベーション。 気分は沢リーダー♪
実際は一年の休日のほとんどを沢で過ごすというツワモノのsawayaさんが私たちの道標。沢登りは別名シャワークライミングという。そう、滝を登るには勢いよく流れおちてくる水と岩肌のぬめりという大いなる難関がある。いかに滝の弱点を見極められるか、安全に登れるかが全てだ。さもなければ高巻きだ。sawayaさんは名前のとおり沢のスペシャリスト。この滝は最後の方はツルツルでまるで手がかりがなかったのに見事にクリア。体を張ってリードしてくださるsawayaさんに改めて感謝。この後も小滝を登ったり泳いだりしながら楽しく遡行していく。素晴らしい景色は途切れることがない。

写真4 滝.jpg

 
おっ!直登さんがなんかいたずらっ子の笑みを浮かべているぞ。最近ヘアスタイルが侍になったsawayaさん(一部に落ち武者説も根強い)に天然素材のウィッグのプレゼントのようだ。おなかの皮がよじれそうなくらい笑った(>▽<)

写真5 sawaya①.jpg
写真6 sawayaさん.jpg

笑ったらおなかが空いてきた。楽しみなお昼の時間だ。
ひっちゃれ会の名物“のんべい飯”の今日のメニューは何かしらと実を言うと朝からワクワクして待っていたのだ。
なんということでしょう!のんべいさんのザックから大きなお鍋が出てきた。加えて大きなタッパ―が2つ!今日のメニューはおでん。真夏とは言え沢では行動を止めると寒くなるから温まるものが良いだろうとの配慮である。
また、おでんが温まるまでのつなぎにと行きつけのさつま揚げ屋さんからとても美味しいさつま揚げを一人一人に6個ずつ小分けして用意してくださっていた。(これも相当お高そうな味がしていました)
おでんが美味しそうに湯気をあげて温まれば取り分けてくださるのはもちろんのんべいさん。割りばしを割り、カラシの袋を切り皿につけてくれる。はぁ~、あまりのもてなし上手さにこの気配りは私には真似できそうもないけど、とても勉強になりました。
ちなみにこの日のんべいさんが用意してきたおでんは12人前。最後はわんこそば状態に近かったかも…^_^;

写真7 のんべい飯.jpg

 直登さんに「春の小川」という歌を知っている?と聞かれたので歌えると答えた。じゃぁ後でみんなで歌おう♪という。その時はよくわからなかったが合点がいった。遡行終了間際になると春の小川が現れるのだ。あそこに行けば思わず絶対誰もが口ずさむと思う。ナイスネーミング♪
もう少し春の小川を行きたい気持ちを抑えて右にそれて林道にあがると車まで戻ることができた。
即座にのんべいさんから冷え冷えのノンアルコールビールを手渡される。どこまでも至れりつくせりなのだ(*^▽^*)

写真8 カーブミラー.jpg

最後にお風呂上がりにひっちゃれ会ごひいきのお肉屋さんで“肉アイス”なるものを食べ(小豆アイスキャンデー)、直登さんにお土産まで買っていただいてひっちゃれ会の皆さまとお別れ。
本当に素晴らしい休日を満喫した大満足の鹿児島プチ遠征でした。確かに津房川左俣は六星の沢。でも、なによりひっちゃれ会に六星を進呈します。☆☆☆☆☆☆
今度は鬼岳マルチですね(^_-)-☆ 今からとっても楽しみ♪

写真9 りりぃ.jpg
写真10 もも太.jpg