【報告者】島地瓶
【日 程】2011年1月23日(日)
【参加者】島地瓶
【山行名】赤谷~ダイレクト尾根
【行 程】仙酔峡7:46 関門8:30 稜線10:17 高岳10:47 仙酔峡11:44
しつこい寒波で年末から身をすくめて暮らしていたが、ここ数日は天気も良くなんとか寒さが緩んだ感じがしてきた。晴天の予報を見て今季初アイス(本年度初バリエーション)に出かけた。宮地のローソンで行動食を買って仙酔峡へ。一番乗りかと思ったら何台も車が止まっており、登山者が何人もうろうろしている。
大半のザックにはアックスが。テントも複数あり、合宿のようだ。久留米や佐賀のナンバーが半分くらい。うちの会でもこんな合宿ができる日が来ることを夢想しながら出発。
鷲見平から関門に向かう道はすっかり踏み固められ、八ヶ岳のアプローチのようだった。
積雪はまあまああるが、そこまで桁外れというわけでもなく、歩きやすい。関門の近くでアイゼンをつけて進む。谷は雪で埋まっているところも多いが、鷲ヶ峰などの岩峰は黒っぽい。晴天で氷雪が落ちたのだろう。トレースがバシバシついているので何も考えることなく登っていく。
氷の滑り台と化した3段滝を期待していたが、大半は雪ばかりで氷が露出しているところは極めて少なかった。
赤谷と赤ガレ谷の中間の尾根に上がり一息。仙酔峡から2時間弱だった。ここからダイレクト尾根に行くところで迷いがちだが、今回はトレースがあるのでどんどん進む。
よく踏まれているので、ひざ上ラッセルだった前回よりも容易い。上部に差し掛かったあたりで上から雪や砂粒が落ちてきたのでなんだろうと思っていたら先行パーティーだった。自分がいるルンゼよりも左側の尾根をよじ登っており、並んだ時に聞いてみたら「ダイレクト尾根チムニールート」だと教えてくれた。少し上のギャップの手前で合流するようだ。
こちらは単独なので先行して最後の岩のバンド基部に到着。
正面はハング気味なので基部を右に巻いて、岩が登りやすくなっているところを突破。登れるところを適当に選んで進むと稜線に出た。風もなく穏やかに日光が降りそそいでいた。
20分くらい休憩し、一度高岳の山頂に寄ったあと仙酔尾根を下った。相変わらず歩きにくくて骨が折れた。