祖母山往復登山

【報告者】島地瓶
【日 程】2011年1月11日(火)
【参加者】島地瓶 リリィ
【山行名】祖母山往復登山
【行 程】神原登山口7:20 国観峠10:06 祖母山11:20 神原登山口13:40
 成人の日に絡む3連休最終日、年末からの積雪で銀世界を楽しめそうだと思い、募集してみたらリリィさんが参加してくれることになった。高森のスーパーの駐車場で合流し、高森町内の野尻地区を通って大分入り。何か所か積雪が凍結していたが、大分県に入ってからはほとんど雪を踏むことなく登山口についた。
 準備をしているうちに夜が明け、ヘッドランプもいらなくなった。ザックにはスノーシューをシュリンゲで縛り付けているが、付近の積雪は少なく、早くも「本当に要るの?」という声が。
 道にはまだ新しい踏み跡がある。登山口にはほかの車はなかったのでおそらく前日に登っているのだろう。しばらく登ると5合目小屋。
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ほとんど登ってないのに5合目でまで来ていると思うと少し得をした気分。登山口も近いしどんな場合に利用するのだろうか。中は暗いが清潔感がある。周囲は鹿の鳴き声が多い。
 小休止後出発。初めは粉雪が乗っただけだった道が徐々に深雪になる。少し早いかとも思ったが、スノーシューを投入。尾根上の道は場所によって雪の深さが違い、少ない場所は木の根や岩に裏側のクランポンを効かせて歩を進めた。国観峠の手前になると傾斜もきつくなり、汗だくに。
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雪の多さであきらめたと見えて、いつしか先行者のトレースが消えていた。倒木が道を塞いでいるところは、脇のスズタケを踏み越えて迂回。雪まみれで国観峠の雪原に出たときはほっとした。少し青空ものぞき、周囲の林に日光が当たり、まるで「冬のソナタ」の一場面のようだった。
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 北谷から山頂へ向かって数日経過したようなトレースが延びており。我々もそれを利用して登った。トレース上は雪が締まっているので、途中でスノーシューを外してデポ。ツボ足で山頂に向かった。雪で登山道がかさ上げされ、普段は高い位置にある木の枝が頭に当たる。9合目小屋への分岐から小屋に向かうトレースはなく、かなりの高さまで雪が堆積していた。もうここまで来れば着いたようなもの。祖母山初登頂のりりぃさんに先頭をお譲り。一面薄いガスで視界はほとんどない。
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 昼食後下山にかかる。登りの苦労に比べると帰りは早い。あっという間にデポ地点や国観峠を通過。下りも一部スノーシューを使用した。予定よりも少々早く登山口に戻り帰途についた。