8月会山行(さまん谷)沢登り

【報告者】隈タカ
【日時】2010年7月25日
【参加者】隈タカ・yamaaki・toku
【行程】ほしこがINキャンプ場より駐車スペースへ(7:30)-さまん谷入渓(8:00)-終了点(12:10)-駐車スペース(13:00)
【天気】晴れ
【山行名】8月会山行(さまん谷)沢登り
今回は、8月に行う予定の会山行を諸事情により前倒しして7月末に行った。
行き先は、私自身3度目の遡行になるさまん谷の沢登りである。
前回二度は、頼もしいリーダーがいて、自分はあとをくっついていくだけで済んだのだが、
今回は、自分がリーダーとしてルートを決めリードをする必要があり、メンバーの状態も考えて行く必要があり責任重大である。

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第一難関の滝は、直登が無理なので右側から登るしかない。昨年ここで滑って痛い目をみた私は、すかさず頼れる存在のyamaakiさんにリードをパス(^^)
最初の登り込みが難しく、ショルダー(私が土台に、水中寒い)で突破!
後ろからは、ピナクルのメンバーが追随して来てます!
次の釜付きのスラブは何のことないと思っていたが、ヌメリで三人何度も釜にダイブした。

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第二の難関は、クラックが15mある箇所!
ここは、自分がチャレンジ!!
取付きまで泳いで、一歩目の立ちが難しい・・・
なんとか立ったが、ヌメってて・・・タワシの出番!
コシコシ岩のヌメリを取って一歩一歩ジャミングで前進をし、やっとこさ頂部へ。
その後は、プチゴルジュあり巻きも二箇所ありで、今回最後の難所チョークストーン

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前回のクラックで私はバテてしまったので、yamaakiさんにリードを交代してもらい、tokuさんのショルダーでyamaakiさんが突破!
ここを過ぎると、綺麗なナメが出てきてもうしばらくすると、堰堤が現れ遡行終了。
コンパクトでいろんなケースが楽しめる沢行でした。
すぐ横を林道があるので、下山も楽に早く出来る。
隈タカの感想
・今回、沢行のリーダーの難しさと遡行でのリードをして登りきった時の達成感は、気持ちよいものがあった。そして、遡行を行う上で、yamaakiさん・tokuさんの協力のありがたさと協力により難所を突破!、無事に遡行を終えることが出来たときが、ホっと安堵し怪我なく終わって本当によかったと思った。
yamaakiの感想
 ・サマン谷は二度目でした。前回はほとんどセカンドでついていっただけという感じだったけど、今回は、自分達だけで登るんだという意識があったのでより楽しむことができた。今年の沢は、ハーケンとかカムとかを使って登るというのを課題としていただけに、何箇所かそのような箇所のあるこのサマン谷は楽しみであった。また、ナメや釜が多くて綺麗なこと、コンパクトである点、また、前泊場所のほしこがINも大好きな場所だったのでなお更楽しみだった。
リーダーの隈タカ氏はこの沢のベテランでどこでプロテクションが必要かを熟知されていたので心強かったし、核心の15Mクラックの登りはさすがであった。
僕も第一の関門の滝ではカムを使っての登りは緊張したが楽しかった。
祖母傾の尾平側の谷すじには多くの沢があり、まだ行ってない沢が沢山あるので、来年もこのエリアの沢に行きたい。
参加の皆さん、お世話になりました。
tokuの感想
・二度目の沢登りでした。初めての沢登りでちょっとした怪我をして、それ以来の沢登り、不安もありましたが、ネットで見るさまん谷の報告書の写真はきれいで面白そう、不安と期待を胸に参加した。前日の宿泊場所ほしこがINは水もトイレもお風呂も使えて700円、トイレはきれいな水洗トイレで九州にもこんな山小屋があったのかと感心しました。男三人の焼き肉アンドお酒も美味しくいろいろな話ができて楽しかったです。肝心の沢登りも変化に富み楽しくできました。いきなり釜にざぶんといったときは、厳しいと思ったけど水に慣れるにつれて楽しくなりました。暑い夏の盛りに涼しく、快適に登ることができました。これも隈タカさんyamaakiさんのリードのおかげです。厳しいところはほとんど引っ張り上げてもらい、楽チンでした。(^^ゞ
年に1回くらいはさわのぼりも良いなと思いました。特に暑い夏はですね。

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