【報告者】 いなけい
【日 時】 2010年5月8日(土)
【参加者】 yamaaki、toku、いなけい
【行 程】 平尾台自然観察センター~不動山~茶ケ床~
大平山~四方台~水晶山~昭和池~偽水晶山~
広谷台~茶ケ床~観察センター(約33km)
【天 気】 晴れ
【山行名】 北九州平尾台トレイルランニングレース40kmコース 試走
4月に予定していた、会山行の仕切り直しで、5月になりましたが、北九州の平尾台に行きました。
ここは、今年の4月に第一回のトレイルランニングの大会が行われたばかりです
有名なランナーのプロデュースという事もあり、結構な人気だった様です。
その大会のHPからDLした地図を手がかりに、AM8:30に自然観察センターを出発。
本来のスタート、ゴール地点は数百メートル離れた、自然の郷という所だが、有料のレクレーション施設なので、観察センターを起点にしました。
しかし、最初から取り付きがわかりません。ハイクの2名と計5名で取り付きを探しだし、何とかトレラン開始。
最初はウォームアップを兼ね、緩いアップダウンを歩きです。
カルスト台地の風景は絶景です。気持ちいいですね。日本三大カスルトの一つだそうです。
茶ケ床(5km地点)でトイレ休憩後(デジカメ時計9:13)、大平山に向かいます。下りのトレイルなので、走ります。小学校近くに出て、tokuさんが何かおかしい事に気付く。大平山から遠ざかってます。
あれっ?地図とにらめっこです。復路の自然の郷への帰還コースを走ってました。あちゃー。
県道に出て、再度、大平山に向かいました。登りが続きます。何とか大平山到着(時計9:55、567m)。
(余談ですが、ここでさんらくの方から声かけられる。ハンドルネームの会話から気付いたそうです)
次は四方台です。大平からの直登コースでなく、右に迂回のコースです。距離を稼ぐための迂回かな?
四方台で10km強。618m、時計10:25。
四方台を下ります。次は水晶山です。水晶は単なる丘でした。この後が絶景と急下りです。
山頂少し下で、海が見えます、北九州空港が見えました。あとで調べると周防灘でした。
その後、林道です。林道ですけど、凄い荒れています。そこらじゅう道が掘れて、一種の乾いた川の様です。
非常に走りにくい。林道終点のフェンスを越え、再び山道です。舗装道と林道を経由して、復路と往路の交差点に到着し、昼食を取ります。18kim地点。時計11:32。
ここから、またここに戻る周回の10kmです。昭和池を目指します。林道っぽいトレイルを駆けます。
昭和池に到着。3h40sかかりました。トイレ休憩後、出発です。が、コースをロストして、林道を行きました。
この林道が緩い登りで、7kmもあり、つらい行程でした。日陰もありません。体力を消耗しました。
元の交差点にヘロヘロになって到着。28km地点。時計13:17。
で、山道に戻ります。偽水晶山の登り返しが、またまた、きつい。無言です。ここへの急登がビジュアル的によろしくありません。きつい。何とか山頂に。29km地点、時計13:49。
待合せのPM3が近づいてきました。ここで、全行程制覇を諦め、NTT鉄塔の間を下り、舗装道をショートカットしました。綺麗な草原が広がります。雄大です。yamaakiさんと茶ケ床で偶然にも合流。
ここから完全に歩きです。帰り道に早上がりのますもさんとフジミさんと会い、挨拶。聞くだけですが、難しいグレードばかりのゲレンデだそうです。
何とか、自然センターに到着。33kmを6h15mかかりました。しかし、暑い日でした。アイスとコーラーを食す。
おいしい。その後、あじさいの湯につかり、帰途につきました。
今回、会のトランシーバを初めて使用しました。平尾台という地形もあるのでしょうが、結構な距離でも会話できました。中々使えます。もっともっと、活用しましょう!
【tokuさん感想】
ずいぶん前から平尾台で本格的なトレランが行われることを知りました。しかし、年度明けで日程がつかめず、参加を見送っていました。いつか走りたいと思っていましたが、思いのほか早く実現しました。
企画のいなけいさん、ありがとうございます。
それでは感想を少しばかり、自然観察センターをスタート、トレイルは何本も有り、地図とにらめっこしながらのスタートとなりました。始めの方はルートファインディングにかなり時間を要しましたが、大平山からはルートも分かりやすくなりました。
大平山からの景色はすばらしく、南には独特なカルスト地形の広がる平尾台、北の方には小倉市街が
遠望できました。いくつものアップダウンを超えて、快適なトレイル、急傾斜の斜面を下りたり、荒れた林道を通ったり、延々と続く砂利道の林道を登ったり、いい経験ができました。
記憶に強く残っているのは、不動山から眺めた大平山方面、天狗岩方面の素晴らしい景色、大平山からの眺め、水晶山の先から海が見えたこと、ギラギラと輝く太陽に照りつけられながら延々と続く昭和池からの砂利道を登ったこと、第3エイドから偽水晶山への登りのきつかったことでした。
時間の関係上、すべてのルートを制覇することはできませんでしたが、この40kmコースの良いとこ取りで30kmくらいのショートカットコースを気候的に涼しい時期にもう一度行ってみたいと思います。
【yamaakiさん感想】
一年程前からトレランの真似事をはじめ、まだ、それ程、走れる訳ではないものの、九州で二つ目の本格的なトレランコースというキャッチフレーズのカッコ良さに負け、平尾台トレランの会山行の話に、渡りに船ということで手を上げさせもらいました。企画のいなけいさんありがとうございました。
さて、走ると決めはしたものの、地図でコースを確かめたり前情報を収集しているうちに、ちょっと不安がよぎってきました。舗装道路、林道、トレイルという3種類の道を何度も繋げて出来上がっている周回コース、はたしてこの通りに行けるのかなー? いくら心配してもしょうがないので、地図とコンパスでじっくりルートファインディングすることを覚悟しました。でも、実際、走ってみるとそうでもなく、道の種類が変化する所や分岐となる地点には「○○山方面」等と標識もあり、又、tokuさんやいなけいさんの判断も良く、何箇所か間違えはしたものの凡そ正規のコースを走ることができました。
tokuさんやいなけいさんに比べ、走力で劣る私は、最初から距離40k、累積標高2600mの全コースを走破するのをあきらめ、第1・3エイドポイントで折り返す30kコースを走ることにし、15k手前の水晶山の先辺りまでお二人のメンバーとご一緒させてもらいました。
北九州市の郊外にあるこの平尾台、せいぜい高度500m程度の低地とあって、この快晴の炎天下では、衰弱と疲労が容赦なく予定より早めに我々の体を蝕み始め、後半は大幅に歩きを加えたマラニックライクな走りとなりました。
それでも、広々と広がる草原の丘陵地帯、アップダウンのほうらく線状に延びる美しいトレランルート、まだ元気のある
前半だけでも眺望抜群の草原の中をさっそうと軽快に走ることができ、みなぎる若さを実感できた充実した時間となりました。私のトレランライフにまた新たな1ページを加えることができ大満足でした。
ご同行のメンバーの皆さん、お世話になりました。