【報告者】yamaaki
【日 時】10年1月10日
【参加者】yamaaki、凧、pikoma
【行 程】寂地山
【天 気】曇り
年末に凧さんと中国地方の雪山を計画、三連休の中日の10日、ピコマさんも加わり3人で前日夕方から初めての寂地山へ向かう。
前日の夜、寂地峡の駐車場に夜11時ごろ到着し前日泊。気温は3度で夜はなんと小雨。
コース:犬戻滝手前8:00~林道出合8:40~林道終点9:40~寂地山山頂13:10~林道出合14:10~犬戻滝手前15:40
寂地峡の駐車場までのアクセスは、高速、一般道ともに道路には雪はつもっておらずノーマルタイヤでの走行が可能。融雪剤もまかれていてまったく問題なし。ただし、寂地の周辺の高度4、500メートル以上の場所では前日の寒波があればすぐに翌日朝には積雪すると思われ、スタッドレス、チェーン等の備えは必須。
管理棟の軒先にテント泊。先にあずまやもありこちらの方がテント泊にはよい。その夜は僕ら以外はだれもいず。六日市ICで降りたもののその前のSAもその次の吉和SAもガソリンスタンドは廃止され、おまけに六日市の二つのガスSTも夜は営業してない。ガス補給には最新の注意が必要。ガスがなくなりジャフに20Lのガソリンを頼むはめに。
翌日朝、7時半に駐車場を出発、林道を犬戻滝の遊歩道の手前まで行き道端に車を止める。(道幅は狭くユーターンできる所は少ないので積雪多いときは注意必要) これ以上は積雪20センチで車進めず。犬戻滝の遊歩道をショートカット(標高差100程度)で通って林道出合から平坦な林道を林道終点(登山口)まで進む。
犬戻峡入り口
林道終点(登山口)
それから山頂までは急に傾斜がきつくなりトレースのない30~60センチの積雪の中、ラッセル交代しながら進む。標高差450、距離2Kの杉林の林間コースの通常1時間のコースだが、予想外の深雪で3時間半もかかってしまった。
コースは登山口(林道終点)から沢沿いの道を約1K進んだ地点からテープが見えなくなり、通常のコース(沢沿いから右谷山~寂地山の縦走路に出るコース)を断念。尾根沿いに寂地山への直登を試みるも傾斜が徐々にきつくなり、油断すると腰まで埋まる状態。
新しできたスノーシューのトレース、でも登山靴で更に沈む!
トレースがまったく無い。スノーシュー、ワカンない場合は足が埋まり雪の抵抗のため体力消耗が避けられない。新雪に近いどか雪に足をとられながら、ジグザグのトラバースを描きながら進む。年末年始で降って誰も登った形跡のないコース、スノーシューの凧さんとワカンの私でラッセル交代しながらやっと寂地山へと到着したときはもう1時を過ぎ。直ぐに下山を開始し登りの1/3の時間で登山口までかけ降りる。(寂地山から冠山へ向かう予定だったが時間がなくて断念。) 天候は曇りで風もガスはなく良好、寒さも山頂でせいぜいマイナス6~7度程度か?さほど寒さを感じず。山頂手前で少しの視界を楽しめたが山頂は平らなので眺望まったく無し。
寂地山頂(凧さん、拝借しました)
下山途中で山中泊に向かわれていた同好会嵐のメンバー(旧ヤッピー山の会)の方と出会った。又、他に1グループが同コースを目指していたいたがスタートが遅く、登山口から1kのところで断念したらしい。両グループとも車は駐車場におかれて駐車場からのスタートだったようだ。余分に片道40分から1時間の時間が必要かも。
新雪どか雪の状態のこのコース、アイゼンを使う凍結等のある場面はまったく無し。逆にワカン、スノーシュー大活躍。これなし、もしくは単独での登頂は厳しいな~と実感!そして初めてはいた冬靴はなんとか履けたのでまずまずだが足首が曲げられないのでなかなか慣れない。調達した3レイヤーのヤッケの調子も未確認?か~ 手袋がもっといいのが欲しい!
でも、重たい中国地方の湿った新雪に予想外の林間ラッセル訓練、あり余る雪に戯れることができ大満足。凧さんのスノーシューにだいぶ助けられる。ご一緒いただいた凧さん、ピコマさんお世話になりました。
地図
久しぶりの雪山、大変楽しかったです。Yamaakiさん、凧さん、本当にありがとうございました。遅い私を何度も待っていただいて申し訳なかったです。お二人のおかげで頂上を踏むことが出来ました。Yamaakiさんも書いておられるとおり仲間がいるから登れたなぁと思います。後から来られた大分のパーティも私たちと同じ箇所でアカテープが分からず断念されたとのこと。私たちは早めに登りだしたから時間も間に合い、ラッキーでした。ステッキは最大に伸ばしても取っ手部分がやっと顔を出すぐらいに雪深かったけど風もなく、久々に達成感と感激を味わえました。アイゼンをなくしたのは少し残念だけど。たぶん尻セードしたときかな?と思います。ルートから外れているところだから雪が溶けないと出てこないかもですね。頂上近く、道を外れたところでカジタックスの六本爪アイゼン(左右とも)見つけられた方、あそ望のpikomaを知っている誰かさんに渡してください~。また、Yamaakiさん、凧さん機会がありましたらご一緒くださると嬉しいです。
pikomaさん こんばんは なかなか登りかいのある雪山ハイクでしたね。僕もこれだけの降雪でけっこうな急傾斜のルートを長い時間かかって登ったことはないので、達成感いっぱいでした。それと久々の雪山、シーズン最初の雪山はほんとに感激しますね。シーンと静まり返った人気のない水墨絵画の静けさはなんとも言えません。お疲れ様でした。
YAMAAKIさん、pikomaさん、こんばんは。
楽しかったですね。
いろいろとトラブルはありましたが、それぞれいい経験になりました。(アイゼンの件は心残りです・・・)
また、ご一緒する機会を楽しみにしております。
Yamaakiさん、凧さん。こんにちは。
アイゼンの件は大丈夫です。たぶん、替え時だったんだろうなと思いますし、もしかしたら雪山が「尻セードの時はアイゼンは取ったがいいよ。」と教えてくれたのかな?なんて思ったりしました・・・。お気遣いありがとうございます。テントの準備や、ラッセルしてもらったことその他諸々、心より感謝です。