【報告者】大倉
【日 時】2010年1月1日
【参加者】上野、大倉、蔵留
【行 程】阿蘇高岳鷲ヶ峰西稜
【天 気】曇りのち晴れ
阿蘇高岳鷲ヶ峰西稜~ナイフリッジ
2010年1月1日
メンバー 上野、大倉、蔵留 記録大倉 仙酔峡9:38 鷲ヶ峰14:17 高岳東峰15:54 仙酔峡16:58
正月前後の大荒れ予想のため北アルプスへの山行を取りやめにしたところ、上野さんから、鷲ヶ峰への登山に誘われた。前日に高森に集合、上野さんの別荘に泊まり、翌朝出発。上野さんの冬壁仲間の蔵留さんも宮崎から参加だ。
出発準備を整え、淡々とアプローチに入る。アルプスほどではないが、かなり気温は低く、風もある。関門付近でアイゼンを付け、赤ガレ谷を詰める。ここで2回ほどロープを出した。リードはいずれも上野さん。大きなハングのある滝を過ぎたあたりから左側のリッジ入り、薮こぎをして高度を稼ぐと西稜の取り付き。この先もすべて上野さんリード。1ピッチ目はそうでもないが、2ピッチ目、3ピッチ目と進むにしたがって傾斜が増し、厳しくなってくる。2ピッチ目の垂壁の突破、3ピッチ目の凹角の前進が大変だった。
ビレーしながら待っていると寒さがこたえる。上る番になっても、指先がじんじんとしびれるような冷たさ。3ピッチ目で西稜の肩に出ると、山頂方面の霧が晴れて一帯が見渡せた。岩やブッシュにエビの尻尾がついてなかなか見ごたえのある景観だ。魔法瓶に入れたお茶やスポーツドリンクを回し飲み、行動食を摂る。
ここからコンテで鷲ヶ峰に上がり、間をおかずナイフリッジに向かった。キレットを懸垂下降し、1ピッチスタカットでナイフリッジに入る。ここから再びコンテ。ロープいっぱい伸ばし、両端と中間部に各人をつないで進む。適当な支点があれば、トップがランナーを取り、後続が回収する方法で進む。割合順調に進み高岳東峰に出た。登攀装備を解き、仙酔尾根を下った。
下山後高森温泉に向かったが、思いのほか体が冷えており、ぽかぽかに温まるまで時間がかかった。
雪山。すばらしいですね。。
ここまでいくのは大変そうです。
記事の写真がどの部分かわからなかったんですが、この配置でよかったでしょうか?
もしもダメでしたら編集しますので連絡ください。
現在も、厳冬期の鷲に登るツワモノがいるとは驚きでした。興味深々拝見させてもらいました。
小生も若かりし頃(約40年前)ノーマル
ルートからでしたが、単独で厳冬期にやった
ことがあります。
気候のいいときを狙って久々相棒と二人で挑戦しようと準備中です。勿論一般ルートです。
写真に説明書きがあればよかったですね!