【日 時】2009/11/15
【参加者】キーボウ、島地瓶、マミリン、ゼルプス、フジミ、スバル、BORO、yamaaki
【講 師】島地瓶
【場 所】日向神
【天 気】晴れ
【報告者】yamaaki
本日救助訓練が開催された。
今回は日山協の講習会に参加された島地瓶講師により実際に行われたもの中から紹介いただき、解説を含めた実地講習であった。
場所は当初、岩野山でやる予定だったが、急遽、日向神に変更となった。日向神のクライミングエリア近くを通る車道に隣接したコンクリート壁はフリクションが効いて簡単に登れ、また、上部に支点作成に便利なフェンスあり、壁に沿った階段もあり、道路を通る車が稀という、とても好都合な条件であった。
内容
1.カラビナ等のギアの種類について
2.フリクションノットによる補助を付加した懸垂下降
3.仮固定にようる自己脱出からのロワーダウン
4.スリングによるハーネスの製作と装着
5.縦走路からの転落を想定したカラビナのみとブリッジプルージックによる制動を使った1:1、1:2、1:3の引上げシステム
昼食を挟んで10時~15時半の間、各項目について、講師のお手本が示された後にベテランも新人も各人が一通り体験する形でみっちり行われた。
本に載っているとおりの方法では一部理に合わないと思われた点が見事に解決されいる方法もあったりと、実用上優れていると納得される点も多く、有意義な講習となった。
今まで意識していなかった、HMS型(洋ナシ型)と変形D型等のカラビナの種類の使い分ね~ なるほど!
「バックアップ(フリクションノット)を付加した懸垂下降」
懸垂下降のとき、セルフビレーとエイト管の両方のひとつのスリングに繋ぐやり方~ ガッテン!
「仮固定による自己脱出からのロワーダウン」
通常よりもかなりややこしい多くのステップから構成された複雑な方法ではあったが、一通り体験することで各動作の意味がなんとなく理解できたような気がし、初めてやったミュールノットの仮固定方法は~新鮮だった!
「要救助者も余裕の表情。。。」
180センチテープスリングで肩とお尻の両方を同時にサポートするハーネス設定方法は確かに、安全性に優れている!
階段を利用しての「1:3の引上げシステム」
階段の場所を使って引き上げシステムの訓練だなんて、よく考えたもんだ~ 感動した!
「戻り止め(オートブロックシステム)」
引き上げシステムの戻り止め(オートブロックシステム)にブルッジプルージックと変形D型のカラビナこコンビネーションがうまい具合に効いていたな~
インクノットを使った固定分散の方法もいいね!
最初、少し肌寒い曇りの天気だったが、後から日も照りだしあまり寒さも感じることなく、時折、クライマーを乗せた車が通る中、広い快適な訓練場所でびのびと訓練を行うことができた。
講習終了後は、約2時間弱、ご褒美の道端エリアでのクライミングをして帰途につく。
あ~ 充実した一日だった~
「太郎」は残念だったけど、また来るよ。
以上