【日 時】 2009年5月1日(金)
【参 加 者】 単独
【日 程】 植木町自宅(6:55)=445号線への右折(8:34)=二本杉峠(8:56)=横平;上福根山登山口入口(9:18)=八八重分岐(9:25)=御池(ウエノウチ)登山口【1,220m】(9:38)~御池【1,540m】(10:36)~白鳥山【1,639m】(10:52)~時雨岳【1,546m】(12:03)~白鳥山(13:12/13:25)~峰越登山口【1,480m】(14:23)~御池登山口(15:05)=自宅(17:45)
≪ 報 告 ≫
今日は平日だけど休日。まだ岩には行けないので、山歩きに行くことにしました。五家荘の道路状況の確認を含めて、白鳥山へ。ここは、僕も初めての山でした。白鳥山の登山道は数箇所あるようですが、熊本側から一番近い、ウエノウチ(御池)登山口から登りました。同じ名前の御池登山口が椎葉側にもあるようです。樅木から椎葉越えに向かって車を進め、にがこうべ谷を横切って大きくヘアピンカーブになったところに御池登山口の標識があります。すぐ上の左側に数台駐車できる余地あり。
ここから、スタート。基本的には涸谷を登っていくことになる。左岸を中心に赤いテープの標識がある。周辺の林は天然林で下草も無く明るい。谷を忠実に詰めると、1時間程度で御池に到着。御池の水は涸れている。
この付近は、雰囲気の良い、なだらかな森だ。
平清経の住居跡の標識があるが、水さえしっかり確保できれば十分生活できる場所だっただろう。ここから、20分弱で白鳥山の山頂だ。なだらかな山頂で樹林帯の中なので展望は開けないが感じの良い山頂だ。
ここで、少しばかりの休憩をとって時雨岳に向かう。
銚子笠方面に向かい、石灰岩の岩場を通ると山芍薬が少し見られる。このあたりはあまり咲いていない。数分歩くと、時雨岳への分岐が現れる。東に向かって広い尾根伝いに標高差で200m程度下って、100mの登りになる。
時雨岳の山頂近くの石灰岩質のエリアに来ると多くの山芍薬が見られる。満開のもの、蕾のものがあり、見頃はもう少し先かな?でも、最近雨が少ないせいか、元気がないように見える。時雨岳の山頂近くには鹿よけネットが張り巡らされていた。
紐を解いて中に入るとすぐに山頂だ。あまり特徴はない。帰りに、きっちりネットの紐を締めて再度白鳥山に向かう。
途中、南側の展望が素晴らしい。白鳥山の尾根伝いに銚子笠がすぐにそれと分かる笠の形に見える。遠くには市房山、石堂山が望める。北側は樹林の間から、烏帽子、五勇の稜線が見えるが、ピークをそれと判別しにくい。白鳥山の山頂に戻り、ここで昼食。今度は、北に向かって峰越登山口を目指す。アップダウンの繰り返しであまり高度は下がっていないように見える。50分程度で峰越登山口に到着。ここが、熊本県(五家荘)と宮崎県(椎葉)の県境だ。北側には烏帽子岳の登山口がある。標高は1,480mと九州では最も標高の高い車道の峠かな?
最高の天気の中のハイキングでしたが、誰にも会うことはありませんでした。出会ったのは、二組の鹿のカップルのみ。ここから、随分長く感じられる車道を歩いて御池登山口に到着。
リハビリにしては歩行距離14km、標高差880mと結構厳しい登山になった。
今回の、山行で気になることがあった。それは、多過ぎるテープのことだ。最初の頃は気にならなかったが、御池近くになると登山道以外のあちこちに長いテープがひらめいている。それも数m間隔という密度だ。これあんまりなので、少々間引くことにした。登山道もしっかり踏まれていて明瞭、古いが赤いテープが所々に巻いてあり、このピンクテープは不要に思える。いたずらに、多いテープは是非やめて欲しい。ガスの中で展望が得られず貼ることもあろうが、その場合は後から回収すべきだろう。
気候も良く、素晴らしい樹林帯の中のコースだけにこのテープの乱立は惜しまれる。
【白鳥山~時雨岳周辺ルート図】