日向神【救助訓練】(2009/04/12)

【日    時】 2009年4月12日(日)
【天  候】 快晴(初夏の様でした)
【参 加 者】 キーボウ、yamaaki、熊本のkk、ゼルブス、下関のナカノ、隈タカ、島地瓶、toku、タツ、ユジン、よっしぃ、フジミ、テツ、 いなけい(合計14名)
【日    程】 9:45現地集合―13:30マルチ部隊出発―15:30訓練終了
16:00フリークライミング-18:00離 愛のエリア駐車場-マルチクライミング-18:30離 愛のエリア駐車場
<初のマルチピッチ「弁財天岩」の感想> by toku
(文中に表示している距離は感覚的なので当てになりません(^^ゞ)
Aパート 島地瓶、toku
Bパート ユジン、テツ
 4月12日(日)会山行の救助訓練のあと、テツ君の要望で急きょ弁財天岩に登ることになった。私も、便乗させてもらうことになった。テツ君のモチベーションの高さはすごい。
 マルチピッチは八女ツ姫岩でトレーニングをしたことはあるが、本格的なところははじめてである。パートは島地瓶さんと組むことになった。ピッチは5、写真の色分けをしたルートである。

それぞれのピッチの印象は、
1ピッチ目、斜めのスラブ、普通に歩いてもいけそうなところ。
2ピッチ目、高さ5,6mのオーバーハングを越える。フリーではとても行けない、ヌンチャクをハーケンにはめ込んでそれを手がかりにしてやっと登ることができた。スリングをかけて足場を作ればもっと楽に行けるかと思った。
3ピッチ目、(やや記憶があいまい)藪の中を少し行って岩に出た、ちょっと勾配があるスラブでそれほど難しくない。
4ピッチ目、ちょっとスラブを登って藪の中を歩く、終了間際に4mくらいの垂壁に近い岩をのぼる。
5ピッチ目、垂壁に近い岩が20mほどホールドはたくさんあるが、左を見ると何もなく下まで見晴らしがいい(怖い)、右側を見ながら登った。
 1~3ピッチまでフォロー、最初はすべて島地瓶さんにリードしてもらうつもりだったが、4ピッチ目で、「リードどうですか」と言われ、ちょっと迷ったが、フリーに比べれば楽に登れそうな感じだったので、やってみることにした。実際やってみると、藪の中を歩いて行くだけ、最後にちょっとだけ(4mくらいの高さ)岩を登るだけだった。初のフォローのビレイ、立ち木にアンカーを取って、これも初使用のルベルソ3、使うのはまだまだ先と思っていたけど、使えてうれしかった。 5ピッチ目、ちょっと物足りない4ピッチだったので、ここもリードさせてもらった。登り始めて、その高さにちょっと後悔したがホールドも沢山あり、高さの恐怖感を除けば楽に登れた。
 頂上に着いたときは、とてもうれしかった。
 全般的にフリーと比べて浮き石が多く、岩を持つのに慎重さが必要、またハーケンやリングは錆びていて頼りなさそうで、落ちることはできないなーと思った。
あとは降りるだけだが、ここも注意!
懸垂で5,6m降りて、水平に7,8mほど移動、ここに捨て縄があるが浮き石がたくさんあるので、ここから懸垂で降りると危ない。ここからさらに2mほど登ってトラバースで 7,8m移動、その先に懸垂下降地点の捨て縄がたくさんあるところがある。ここ(A点)から10mほど懸垂下降で降りて、そこ(B点)からさらに30mほど懸垂下降で降りる。ただ、B点のアンカーに使用した木は細く、懸垂下降中にゆらゆら大きく揺れていた。アンカーに使う場合はできるだけ根元に取らないと倒れる可能性があると思った。
 あとは、急な斜面を歩いて10分ほど降りて行けば道路に出る。
最後にユジンさんとテツ君の写真です。

<感想>
4月にしては暑い日でしたが、会員の半数もの方が集合し、盛会と言える救助訓練だったと思います。色々、普段できない技術を共有でき有意義で充実の一日でした。もっと×2、練習と経験を積まないと...まだまだと反省した日でもありました。しかし、暑かった(ですよね?)。