屋久島ハイクpart2~縄文杉編~

【報 告 者】りりぃ
【日   時】2011年5月2日(月)
【参 加 者】りりぃ、(会員外 Tammy、小りりぃ)
≪ 日  程 ≫
 屋久杉自然館発荒川登山バス(04:40)…荒川登山口(05:20)~大株歩道入口(07:50)~ウィルソン株(08:10)~縄文杉(09:20)~昼食(10:20)~自然遊歩道(11:10)~ウィルソン株(11:45)~大株歩道入口(12:12)~楠川分れ(13:13)~荒川登山口(13:55)=登山バス(14:30)…屋久杉自然館前(15:20)

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縄文杉

≪ 報 告 ≫
 午前3時15分に起きて(正確にはTammyさんに起こしてもらって)身支度を整え、キーボウさん達に車で屋久島自然館まで送ってもらう。すでに4:40の始発バスを待つ人々でごったがえしている。この調子ならバスは3台くらい必要になるのではなかろうか?などといらぬ心配をする。バスにかれこれ40分くらい揺られて荒川登山口に到着。辺りはまだ真っ暗だ。ヘッドランプを付けて歩き出す。んっ… なんか変。気持ち悪い(;へ;) バスに酔ったのか? Tammyさんには先に行ってもらう。小りりぃが心配そうな顔で覗き込んでいる。2度ほど吐いたらすっきりとした。こう見えてもけっこうデリートにできているのよねー(^_^;)
気を取り直してトロッコ道を歩く。このトロッコ道は片道8km。そのうち2.6kmは、枕木の軌道だ。とにかく歩きにくい。それにちゃんと足元を見ていないと躓きそうになる。体調が万全でないので少しゆっくり歩く。

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トロッコ道


1時間ほど歩くとTammyさんがベンチに腰掛けて待っていてくれた。心配かけてごめんね。途中、仁王杉や翁岳を見ながらひたすらトロッコ道を歩む。小杉谷橋を渡った辺りから線路の真ん中には木道が敷かれて楽ちん♪ ペースもあがるね。三代杉を過ぎてしばらく行くと、トロッコ道の左側の山を登って行く人たちを目撃。もしかしたら近道?と思ったけど、どれだけ登るのか見当がつかなかったからやめる。歩いて歩いて大株歩道入口まで2時間半かかった。

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トロッコ道(小りりぃ、Tammy)

大株歩道は楽しい山道。沢があり森が美しい。ウィルソン株まではあっという間に着いてしまった。
『屋久島ハート』は、Tammyさんと小りりぃのハートもキュン♪とさせたみたい(*^_^*) 団体さんがあとからゾロゾロと来始めたので名残を惜しみながらも縄文杉まで急ぐ。

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 屋久島ハート
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ウィルソン株にて

【屋久島ハートとウィルソン株玄関にて】
ここから、急登の本番が始まるといっても過言ではないだろう。
急な階段が連続してあり、もちろんところどころには休憩所も設けてある。深い森の中には樹齢数千年の巨樹や珍しい形の巨木がたくさんだ。大王杉、夫婦杉、くぐり杉、メデューサ杉(逆さ杉)など。飽きることがない。

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急登な階段
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夫婦杉
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ぶらんこ
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逆さ杉

階段のアップダウンを繰り返し水場で休息してると、もうすぐそこに縄文杉があるような気配がする。あとちょっとだ。最後の階段を登りきると縄文杉のテラスに出た。また、逢いに来たよ。

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推定樹齢3000年とも7000年ともいわれている縄文杉。その間、ずっとそこに立ってこの地の移ろうさまを見ていたのね。地球の宝物。これからもずっと長生樹してほしい。心よりそう願いながら縄文杉をあとにした。
帰り道は、ガイド登山の団体が多数ですれ違うのも一苦労…。「登り優先」ってわかっているけどこんなに大人数ならたまには道を譲ってよ!との心の叫びが聞こえたのか、イライラオーラが出ていたのか、あるガイドさんから「まだまだこの後いっぱい続くから途中から自然観察路に入ってウィルソン株まで行った方がいいよ。」とアドバイスをいただいた。そうして大正解。大株歩道の混雑ぶりがうそみたい。自然観察路は、ほぼ貸し切り状態でストレスフリー。おもしろい巨木もありでとても楽しめた。

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ウィルソン株からはまた来た道をたどる。途中、前を歩いていたおじさんがスッと横道にそれて山を下って行ったので「ここはショートカットコースですか?」と聞いたらそうだというので私たちも行ってみることにする。1分でトロッコ道に出た(*^^)v私たちをかなり前に追い抜いて行った人たちが後ろにいる。びっくり。

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予定よりかなり早いコースタイムであった。なら、お風呂の時間に間に合うかもと14:00のバスに乗るべくトロッコ道の途中から走った。Tammyさんは軽く走った方が膝が痛くなくて楽らしい。他にも若い男の子たちが元気のよい掛け声とともに走って行った。木道が敷いてある区間は良いのだが、枕木に砂利を敷いて段差をなくした程度の区間は怖くてとてもじゃないが走れない。でも、走らないと待ち合わないし…。大汗をかいて最後はラストスパートGO!GO!と頑張ったのに、バスは無情にも走りすぎていった。まだ14:00になってないよ。 なぜ?
答えは、満員になったから。
私たちを掛け声とともに追い抜いて行った男の子たちも乗り損ねたらしい。お互いお疲れ様でした。朝あれだけの人が同じ時間帯のバスに乗ったのだから、帰りだって同じような時間になるわけか…(^_^;) 次のバスも定員になったら予定時刻より早く出発するようだ。14:30にバスが出た。15:20頃に着いたので屋久島自然館からはタクシーに乗り込みキャンプ場経由グリーンホテルのお風呂へ(16時~20時までは宿泊者のみ)。ここは、バスタオル、タオルがついてきて¥600だ。帰りは近くのショッピングセンターで買い物を済ませてキャンプ場へ。
また、今回クライミング組との連絡ツールとして無線機を携帯したのだが、ガーガーピーピーいうだけで何を言っているのか全然わからなく、ただ重たいだけのものに終始した。
【5月3日】
朝から雨。1日予定を切り上げて急きょ帰ることとする。フェリーもキャンセル待ちでどうにか乗ることができた。
この雨はみっちーさんを偲ぶ涙雨だろう。心よりご冥福をお祈りいたします。
≪ 感  想  ≫
福岡のTammyです。今回は会員外にも関わらず快く同行させて頂いてありがとうございました!
豪雨の洗礼を受けた後のひと時の虹、一夜で一変してしまった迫力ある滝、今にも歩き出しそうな巨木が乱立する深い森…日常では考えられないドデカイ自然の連続に圧倒され、ずっと憧れていた屋久島を大満喫出来ました。
こんなに楽しめたのはこのメンバーと一緒だったからこそです!皆さんそれぞれ違う空気感なのにチームワーク良く呼吸が合ってて、一緒にいてすごく居心地が良かったです。最高に楽しい時間をありがとうございました^^
Tammy♪
 母がGWに屋久島に行くというので、まるっきりの初心者でありながら参加させていただきました。ぜひ世界遺産の屋久島、とりわけ縄文杉ともののけの森には行きたいと思っていたのでとても嬉しかったです。久しぶりのキャンプは新鮮ですごく楽しくかったです。キーボウさん、ユジンさん、Tammyさんの愛すべき人柄で語ってくださる豊富な知識や経験談に耳を傾け、屋久島の大自然が醸し出すエネルギーを全身で感じることで深い森の懐にすっぽりと抱かれているような安らぎを受けました。母が良く「そこに行かないと見ることが出来ない景色があるのよ。」と言っていましたが、ハードなアップダウンの山道も振り返ればとても楽しく、母が山に夢中なわけが少しわかりました。本当に良い経験をさせていただきましてありがとうございました。
 小りりぃ♪